小さい頃、自分の人生は親のためのものなんだと思ってた。
成績良くて、スポーツも音楽もできて、控えめだけど愛想も良くて。
親は自慢の娘だったと思うよ。
うん、自分で言うのもなんだけどwww
でも私はそんな自分が好きじゃなかった。
好きなことができない。
思ったことを言えない。
両親が思ってる道以外は「不機嫌」「無関心」いう代償と引き換えに手に入れなければならなかった。
だから早く大人になりたかった。
早く家を出たかった。
高校生の時、付き合ってた年上の彼氏の子どもが欲しいと思った。
子どもができれば家を離れられると思ったし、本気で彼氏のことが好きで全部捨ててもいいと思ってた。
でも、それに気づいた彼は言った。
「子どもが子ども産むことはできないから、ちゃんとゴムしよう。」
彼は正しかった。
結局ずっと彼は正しくて大人だったから、正論を言う彼と一緒にいると苦しくて、別れた。
そのあと大学に入って、まぁ、ギャグかよ!ネタかよ!と思われる様な生活をしていた私に彼は言った。
「君がそうなったのは、僕のせいだね。」
私はただ、ど正論の「正しい道」を歩かせてくる人たちから逃げたかったんだよ。
ネジがぶっ飛んだんじゃない。
縛り付けられてたクギが抜けかかってただけ。
悔しかった。
それから、その元彼とは連絡をとっていない。
私は子どもだった。
今の夫は、ネジもクギも持っていない、ある意味自由な人。
だからもちろん、私の抜けかかったクギをトンカチで叩くこともないし、緩んだネジを締め直してくることもない。
そこが好きなんだと思う。
はい、私のことです。。。
でも、ダメンズだからと言って不幸だとは言い切れない。
まぁ、幸せだよ、今。
借金やら不倫やら色々あったけど、やっぱり今の生活の方が気に入ってる。
結局のところ、自分で決めた道だからどんな状況でも納得してるんだよね。
自分の人生は親のためでも子供のためでもないんだ。
自分の一歩を大切に。
ポンコツ夫に、今日も感謝。
私を否定しないでくれて、ありがとう。