『ポンコツ君』は愛ことば

夫=ポンコツ君の攻略法と、私の成長記録

“鬼から電話”鬼とお友だちのパパって、どうですか?

 

 

 

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こんにちは、すみれです!

 

みなさん、鬼から電話をもらえるアプリって、やってますか?

今って、YouTubeでも鬼からのメッセージ、見れるんですね~~

そんなことに関する、昨夜のちょっと気になった出来事を紹介します。

 

 

昨夜、夫は8時半頃帰宅しました。

いつもは10時前後で子供たちは寝てしまっていることも多いので、ちょっぴり早い帰宅。

 

ちなみに、ギャンブル依存症だったころは毎日11時前後だったので、私としてはホッとひと安心、今日はちゃんと帰ってきたな、っていう時間帯です(笑)

 

 

 

さて、めずらしく夜にパパに会えた子供たちは少し興奮して、

長男「パパ、見て!ポケモンの絵、こんなに描いたんだよ!」

次男「パパ!ぼく逆立ち出来るから見てて!」

末娘「きゃ~♥️パパだぁ~♥️」と逃げる。

 

 

一瞬にしてパパ歓迎モードに早変わりする我が家。。。

本当は早く、一刻も早く寝てほしいところですが、

①夫に、『これだけあなたは子供に愛されているんだ』という実感を与えるため

②パパが早く帰ってきてくれると嬉しい、という感情を刷り込んでおきたい

という理由から、少し見守る私。

 

 

 

帰ってきてすぐの歓迎モードには喜んでいた夫ですが、いかんせん、子供の相手に慣れていない。すぐに飽きて、スマホチェックターイム♪片手間で子供の相手を始めます。

 

 

 

「このっ!ポンコツ野郎!」

と突っ込みたくなる気持ちを抑え、、、

夫だって疲れてるんだ。そろそろ解放してあげよう、、、そう思って私は子供たちをベッドに向かわせます。

 

 

 

問題はここから。

 

 

 

やっぱりプチ興奮してしまって寝れない子供たち。

 

長男と次男は二段ベッドの下で二人で寝てるし、娘はパパのご飯&おつまみ狙いでうろちょろ。

 

「なんか喉渇いた~。」

「トイレ~。」

「お布団の中でくっさいオナラした~!」

 

とかなんとか言いながら、何回も起きてくる男子たち。

 

もういい加減寝てくれーーー!

と思ったところで、夫が伝家の宝刀を抜いたんです!!

 

 

そう、鬼から電話のYouTubeバージョン。

 

 

 

薄気味悪い音楽とともに、電話の呼び出し音が鳴ります。

 

それだけで末娘は大ビビり。

 

長めの呼び出し音のあとに、ガタガタと古い扉の開く音がします。

そして、まぁ~それはそれは気味の悪い低い、低い声でこう言います。

 

 

「もぉしもしぃ~。」

 

 

 

夫のスマホをチラ見したら、なんとまさかの般若。

般若とか、貞子さんとか、色々あるんだね~。

とにかく見た目がめっちゃ怖い(笑)大人でもゾクッとするお顔です。。。

 

 

 

それで、般若がなんか色々言うわけです。

 

 

見つけた~

悪い子食べてきた~(咀嚼音有り)

もうそこにいるぞ~(ドアを叩く音)

 

 

 

とかね。

 

もう恐怖ですよね、子供にとっては。

 

 

末娘なんか、言ってる言葉は理解できなくても、音と、般若の声のトーンだけで怖がっちゃって。

 

 

 

「ママー!ママー!!」

大泣きです。

“恐怖”ほんともうそれだけ。

 

 

それで調子に乗った夫は、般若を連れて兄たちの部屋へ行っちゃうわけです。

 

 

 

暗い部屋に響く般若の低い声。

 

そりゃもちろん、泣きますよ。

小学1年も。

小学3年だって。

 

 

気持ち悪いもん。

怖いもん。

分かる分かる。

 

 

 

「ママー!パパに止めてって言ってよー!」

 

 

 

 

私は末娘を連れて兄たちの部屋へ行き、ヤンキー映画の喧嘩を止めるシーン風に夫に言います。

 

「もういいでしょ。」

 

 

夫「そんなに怖いか~?」とニヤニヤしながら退散。

 

 

 

私は子供たちを抱きしめながら言います。

 

「何があっても、ママが君たちを全力で守るから大丈夫!!」

「ママが本気を出せば、鬼なんて一発だから~(笑)」

 

 

そういうと、次男が聞きます。

 

次男「じゃぁもし颯(長男)と二人で寝てるときに鬼が来たら?」

 

私「颯と蒼(次男)二人で力を合わせてママたちの部屋まで逃げてきなさい。二人ならきっと大丈夫!」

 

 

次男「そっか、鬼は体が大きいから動き遅いもんね!僕たちは足速いから、大丈夫だ!」

 

 

私「そうそう。それに、鬼だって何人もいるわけじゃないからさ、忙しくてうちまで来れないと思うよ~(笑)さ、寝よ寝よ!大事な3人、鬼に連れて行かれたら困るからね♥️」

 

 

こんな感じで男子は寝かせ、末娘は抱きしめながら寝たのでした。

 

 

 

 

 

さて。

この、般若からの電話。

 

 

 

 

 

 

得をしたのは誰でしょう??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はーーーーーい♥️

私でーーーーす♥️

 

 

 

 

 

 

 

私への信頼だけ、爆上がり。

 

鬼と友達になってしまった夫の株、暴落。

 

どんまい、ポンコツ。

 

 

考えたら分かること。

 

たとえば、今目の前にいる信頼してる人が怖い人と電話してて、今からそいつが来て自分に危害を加えるかも、ってなったら、大人だって目の前の人間のこと、信じられなくなっちゃうじゃない。嫌になっちゃうじゃない。なに考えてるんだろうって、不安になるじゃない。

 

 

それと一緒でさ、普段あんまり家にいないパパが怖い奴と話してて、そいつが、「お前んちの子供、早く寝ないから食べちゃう!」なんて言ってたら、ますますパパのこと、分からなくなっちゃうと思うんだよ。

 

パパのことが好き!

の気持ちに靄がかかっちゃう気がするんだよ。

 

 

 

 

だからポンコツ君に教えます。

このままじゃ、あなたの株が暴落したままだということ。

 

そして、

 

「鬼にはパパがガツンと言ってちゃんと帰ってもらったから、安心して早く寝なさい。」

と、子供たちに伝え、フォローすること。

 

 

 

せっかく『パパが早く帰ってきてくれたいい日』だったのに、『鬼に脅された怖い日』になったらもったいないもんね。

 

 

 

パパとして、信頼されて必要とされる経験が夫は少ない。

それは私のせいでもある。

だから、子供の心の中でポンコツ君がスクラップにされないように、手伝ってあげなきゃと思うんだ。

 

 

 

 

そんなことがあった昨日の夜。

 

『バカとハサミは使いよう』そう言っていた母の言葉を思い出した。

 

『鬼の電話も使いよう』

 

だけど、やっぱり私は、、、鬼のお友だちはいらないかな(笑)