『ポンコツ君』は愛ことば

夫=ポンコツ君の攻略法と、私の成長記録

借金するほどパチンコ依存症だった夫と離婚しなかった話

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こんにちは!すみれです!


今日はギャンブル依存症だった頃のお話です。
悩んでいてもなかなか相談しづらい内容ですよね~~

夫の場合は100%パチンコでした。
当時の夫婦喧嘩で出た名言がこちら



「そんなにせっせとパチ屋にお金持ってって、ひばり君はパチ屋のスタッフとその家族を一生懸命支えてるんだねーーー!」



ギャンブルにお金をつぎ込むって、まぁ、そんな感じですよね(笑)


パチンコで借金するほど依存しちゃったけど、趣味見つけたことで奇跡的に更正した夫


紆余曲折を経て、今のところ、、、この3年くらいは落ち着いているので、この経験が誰かのお役に立てればと思って書きます。




夫のギャンブル依存度合い


あくまでもセルフチェックですが、項目ほとんど全部に当てはまる状態で、重症だったのでは?と考えています。

最初から曖昧で不安な回答になってしまってごめんなさい。
ひばり君がパチンコ依存症で悩んでいた頃は

  • ギャンブル依存症(病的賭博)を治療してくれる病院が少なく、近くになかった
  • 自助グループも少なく(私が住んでいる地方は当時一ヶ所でした。今はネットで探せば数ヵ所でてきます!素晴らしい!)、開催も月に数回のため、仕事で行けない
  • 地方自治体等々、相談したり、サポートしてくれたりする団体がなかった(私が知らなかっただけ?だとしても、今のようにググって見つけられたり、ましてや地方の情報紙などに情報が載ることなんて無かった)


という状況で、ギャンブル依存症に関しての最低限の知識はあっても、相談できる場所や正しく判断、診断してくれる場所が少なかったので、更正するチャンスをなかなか拾えなかったように感じています。

もっと早い段階で「あなたは病気なので治療してください!」と言われれば、今の生活も変わっていたかもしれないのに、、、


パチンコに依存して困ったこと

借金

もうこれは、本当に困ったこと第1位!これまでトータル500万円くらいの借金があると思います。
ようやく、ようやく2年前に完済。
これについてはまた後日、記事にしたいと思うので、お楽しみに♪

平気で嘘をつく

嘘ついて行っちゃうんですね。悲しいですね。
ひばり君の場合は、よく言われる「仕事を休んで行くタイプ」ではなく「休みの日に仕事が入ったと言って行くタイプ」でした。

ひばり君の場合は借金もありますから、仕事しないと、ねぇ(汗)

パチ屋の常連さんやスタッフさんと仲良くなる

これが特に女性となると、もう、悲しいやら悔しいやら腹立つやら。

とにかくいつでも行く

義父に車を返しに行ってそのまま(当時は車を所有していませんでした。もちろん経済的理由です。)帰ってこないとか、仕事の帰りにとか、私が用事を足してる隙にとか。
少しでも時間があれば消えちゃう人でした。



私が根に持ってて今思い出せるのはこのくらいかなぁ(笑)



そもそもなぜ行ってしまうのか

病気だから。

  • 昨日負けた分取り返せるかも
  • 金欠だから増やしたい
  • 知り合いに会えるし、当たった時が忘れられない

ざっとこんな感じでしょうか。
病気なんです、病気。

薄々感じてはいたけれど、、、もっと早くに何かしらの手を打っておけば、、、悔やまれるところです。


対策

とにかく訴える

話し合いははぐらかされ、私の訴えなんてただの小言扱い。
ストレスが溜まってまたこっそり打ちに行くという悪循環を生み出してしまいました。

勝ったら半額ください!

もはや謎。勝っても負けてもリスクを負うシステム(笑)
これは私の気持ちを晴らすための作戦でしたね。
もちろん金銭の授受はありません(涙)

GPS

正確にはiPhoneの「イマドコサーチ」でどこにいるか調べて、パチンコだったら鬼電する方法です。私、追い詰められていました。
でもこれ、本当にやらないほうがいいですよ!
居場所を突き止めて証拠にしたところで、暖簾に手押し。病気ですからね。
GPSまで使って監視する嫌な嫁、くらいのレッテルを貼ってきます。

諦めて何も言わない。夫は空気。

GPS作戦が大失敗に終わり、パスワードやら設定やら変えられてしまいまして。
もはやこれまで。
子連れで探しに行けるわけもなく。
夫は空気。最低限のお金を持ってきてくれる同居人。そんな虚しい考えにまで行き着きました。
すれ違いから夫婦関係に大きなヒビが入り、長男卒園式後に大喧嘩。
「あ、離婚だな。」と心の底から思ったあの絶望感は忘れません。

自助グループのミーティングに誘う

何度も誘って、何度も断られて、、、ひばり君のお母さんに協力を仰いだこともありました。
ようやく重い腰をあげ、「参加しようかな。」と言ってくれたのは卒園式後の大喧嘩のあとでした。
雨降って地固まる。

趣味のスポーツに誘う(夫婦で同じ趣味を持とう作戦)

単純に、パチンコの時間を違うものに充てたくて誘う口実がこれしか見つからなかったんですが、、、散々な言われようで拒否されまして(怒)
ひばり君、学生時代にそこそこ上手な選手だったらしく、「素人とはやれない。」と。
趣味でやるにも色々あるんだ、と。
ただ、この趣味作戦、後々の更正のきっかけになってくれます!



そんなこんなで色々な対策を取ったものの、、、



最後に行き着くところは借金発覚

消費者金融だったり、会社のローンだったり、先輩だったり、子供のご祝儀やら私の貯金やら、総額500万といったところでしょうか。

ゾッとします。
子供が小さかったから何とかなったけど、、、今は無理だな。。。


せめてもの救いは、返済を滞らせなかったこと。
これ、大事。
ブラックリストに載ってしまったら、たとえ慎ましくても今の幸せはなかったわけですからね、あぁ怖い。


ちなみに、ひばり君はずーっと何かしらの返済があるため、給料が上がってもお小遣い毎月2~3万円で、お弁当水筒持参です。



なぜ離婚しなかったのか


・・・分かりません。




離婚したほうが良かったと思うときもあるけど、今は一緒に乗り越えて良かったなと思っている時期です。
コミュニケーションが大きく関係していて、ちゃんと向き合って歩み寄る余裕さえあれば、何度かは修復できるような気がします。過信は禁物ですが。。。



更正のきっかけ

[小学校体育振興委員会のスポーツ大会]に参加したこと

でした。


長男が1年生の時でした。
直感で「これだ!」と思った私は夫をエントリー。

結果は優勝!
大会後の打ち上げでチヤホヤされ、チームにスカウトされ、ひばり君は新たな居場所を見つけたのでした!



新たな趣味をみつけてから

中高と熱中したスポーツの面白さを思い出すまでに時間はかかりませんでした。
道具一式を揃え、時間を見つけては練習に顔を出し、試合にひっぱりだこ。


必要とされたことで忙しくなり、徐々にパチンコから遠ざかっていきました。



パチンコ依存症は落ち着いた

完全に更正とは言えないと思います。病院で治療したわけではないですから。

実際今年のお正月に行って、負けてるし(汗)

「ユニフォーム買えたね~(ニヤニヤ)」と私にからかわれています。

それに、パチンコ屋のCMや、関連するアニメ、音響、などには無意識で反応してしまう傾向が見られます。


それでも、パチンコ熱は落ち着いたなぁ、と感じます。


  • 帰宅時間が早くなった
  • お小遣いの使い道がわかりやすくなった(おもにお酒と趣味)
  • 家族との時間を作れるようになった


ひばり君の場合、こんなところがバロメーターになっています。



まとめ

借金したり家族を傷つけてまでギャンブルをしてしまうのは病気です!

本人を責めすぎず、相談機関、治療機関に上手に誘導してあげてください。


見放すことは簡単です。
あなたが最後まで面倒を見る必要もない!と私は思います。



ひばり君の依存症が軽くなった(あるいは軽くなった気がする)のは、奇跡的だったかもしれません。

それでも、今同じ悩みを抱えるあなたのお役に立てればと思います。

アドバイスがあるとすれば、、、

悩まずに、相談、治療を!

さいごに

ちなみに今の悩みは、
趣味のスポーツを優先させすぎ!
ということです(笑)


ポンコツだからね、仕方ないです。
それはそれで、面白いかも?!


長くなったので、今日はここまでにします。


個人的に、ギャンブルは反対です、よろしく!!