『ポンコツ君』は愛ことば

夫=ポンコツ君の攻略法と、私の成長記録

子供会の話し合いで、自分の過去を考え、そして子どもの未来を思う。

子供会は子供が主体であるべき。

 

初めて知った!

 

私はわりと荒れた田舎出身。

子供会ってあったけど、親が決めたことに子どもが参加するっていうスタイルだった。

 

今日マンション内の子供会の話し合いがあったんだけど、子どもたちが上手にやりたい事話し合っててビックリした。

 

こうやって小さいうちからリーダーが育つんだって思った。

 

田舎ガチャ、地域ガチャ、みたいなのって、やっぱりあるよね。

 

田舎では、自分の意見を堂々と言うことがタブーだった。

なにでしゃばってるのって言われた。

だから誰もリーダー、委員長やりたがらない。

 

それから、悪口大歓迎だった。

悪口言ってる時のみんなの顔はイキイキとしてた。

 

そんな田舎が嫌いだった。

そんな田舎に染まる自分が許せなかった。

 

だから、高校出てすぐ家を出た。

勉強して、地元から遠い大学に通わせてもらった。

 

ほんの少し勉強ができた私を、両親は誇ってくれた。

地元で就職するか、若いうちに親になるかしかない田舎で、地元を離れた大学に入る事は自慢できることだった。

 

でも、都会に出てきて思い知った。

私って下の上だって。

 

自分の意見を言うことがどんなに大切なことか。

 

親にも素直な気持ちを話せなかった。

私の人生は、親を幸せにするためにあると思っていた。

でも違った。

自分の人生は自分のもの。

 

やりたい事はちゃんと伝えた方がいい!!

大学で学んだのは、こんな基本的なことだった。

 

でもね、長いこと自分の気持ちに蓋をしてきた私にはすごく難しくて。

食べたいものを決めることも、行きたい場所決めることも、友達を遊びに誘うことも、全部全部、難しい。

今でもとっても苦手。

 

 

そんな私をゴリゴリ強引に引っ張ってくれたのが、夫だった。

私の気持ちを尊重しつつ、自分のやりたいことを押し通して私を巻き込む彼を好きになった。

 

正直に言えば、楽だったんだ。

 

難しいこと、苦手なこと、考えなくていいんだもん。

 

今でもそう。

夫は、好きなことだけ、好きな時に好きな様にやってる。

人生楽しそう。

 

私は?

私も楽しいけど、夫の好きなことが私の好きなことじゃなくて、そのせいで傷つくことがたくさんあって、少しうんざりしてる。

 

でもこの先、どうしたいのか分からない。

心の奥底では分かっているはずなのに、心が蓋をして答えが選べない。

 

子どもに普通の、普通の生活をさせてあげたい。

勉強して、ご飯食べて、習い事して、友達と遊んで。

 

離婚したら、どこが削られる?

でも田舎には帰りたくない。

 

子どもたちにリーダーになってほしいなんて期待はしていない。

ただただ、私みたいに自分の気持ちに蓋をして、やりたい事が分からない大人にはなってほしくない。

意見が言えない人にならないでほしい。

 

子供会とか役員ってホントに面倒だけど、こんな風に見つめるきっかけになる。

リーダーが育っていく環境に居れる幸せを、今はありがたいと感謝しよう。